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  1. 加害者心理

加害者の狡猾さ

DV、モラハラ、虐待。こうした暴力の被害者からよく聞く発言があります。「自分が悪かったからこうなった」「心がけ次第で相手が変わってくれれば…」というもの。
しかし、これは加害者の巧妙な罠です。

一般的に、相手を怒らせてしまったらこちらに非があるものですが、加害者が怒るとき、そこに理由はありません。
いえ、理由はあります。私が経験しただけでも「『出るから』と教えられて勉強した場所が試験で出題されなかった」「笑顔が気に入らなかった」「自分の発言を無視した」などなど。
取るに足らないものが多いですね。

しかし、加害者にとっては十分な理由となりえます。

加害者は弱い者いじめをしたい

だいたいの加害者は、弱い物いじめをすることが目的です。そうでないと自分が保てないから。というのも、彼ら、彼女らは非常に自己肯定感が低かったり、誰かを支配することでしか人間関係を結べなかったりするからです。

つまり、相手を孤立させて自分の思う通りに痛めつけることでしか、自分を確認できないのです。その理由は様々ですが、自分の経験や被害者の話を聞いていても、劣等感かな?というのが実感ですね。

その劣等感を認めたくないから、自分より弱い存在を作っていじめると。

つまり、いじめるために理由をこじつけているのです。

ですから、男女どちらでも抱える心理だと言えるでしょう。DVやモラハラ、パワハラなどは男性が加害者というイメージがありますが、女性が加害者になることもありますし、同性パートナー間や、親子間でも普通にあります。

「相手が悪いから」

加害者がだいたい言う言い訳は、こんな感じですね。
自分の劣等感を押し付けるのと同時に、暴力を正当化してきます。社会通念として、相手を怒らせる=怒らせた方に非があると思われるのは前述しましたが、これを利用し、「自分を怒らせたから相手が悪い」と徹底的に被害者ぶってきます。
しかも、ばれないように身体的暴力なら服で隠れる場所しか殴りませんし、言葉の暴力なら喧嘩に見せかける。そして、外面は徹底的によいし、自分に有利な証拠をしっかり収集してしまい込みますので、こちらの主張は一切通らず、相手方の主張ばっかりが通ってしまうのです。

元被害者からすると「ふざけんなよ、この犯罪者」ですが、経験がない方からすると恐ろしい状況ですね。
とくに加害行為が始まると、経験がない方ほど「何を怒らせたんだろう?」「自分が悪いのか?」と不安になってきて、混乱します。その結果、「自分さえ気をつければ何とかなるかもしれない」と考え、加害者の思うつぼにはまってしまうのです。

しかし、加害者は弱い者いじめを正当化しているだけです。

そもそも、どんな理由であれ「人を傷つけてはならない」のは事実ですし、法律にも書かれております(子どものしつけについては、命にかかわる時以外は叩かない方がよい。そもそも向き合って厳しく叱れば、だいたい相手も理解する)。「悪いから懲らしめている」とありますが、大人同士なら口で言えば分かるものを、なぜ殴ったり、自尊心を傷つけたり、監視したり、経済的に締めあげたりする必要があるのでしょうか?

こう考えても、加害者の主張がいかにおかしいか。

気がつく事が被害を防ぎます。

24時間365日の加害はない

加害者のもう一つの特徴が上記。24時間あれば、23時間は普通のいい人です。しかし、何かしらのタイミングでスイッチが入ると、とたんに見るも目を覆いたくなるような加害行為をしてきます。
DVやパワハラ、モラハラなどは認知されるようになってきましたが、この事実はあまり知られておりません。

つまり、24時間365日加害をすれば被害者が逃げてしまうので、逃げないようにアフターフォローをし、相手の同情をひいてきます。また、普段が優しいと余計に相手が声を上げづらくなることを、加害者は知っています。

ですから「普段はいい人なんだけど…」ということになってしまうわけですね。

また、加害者からの逃亡が難しいのもこれが原因です。自分がされていることのおかしさに気づくものの、普段が優しいので逃げる決心がつかないのです。ですから、もし被害者に気がついた場合は「それはDVやハラスメントの手口だから、逃げて大丈夫だよ」「あなたは悪くないよ」と声をかけることが有効です。

このように、加害者はあらゆる手を尽くして自分を正当化し、罪や後ろめたさをなすりつけてきます。また、巧妙な心理操作で被害者が逃げられないようにして、最悪相手が死ぬまで加害行為をしてきます。

ですから、被害者もそうでない方も、この手口を覚えていただいて、おかしいな?と思ったら、このサイトをご紹介くださいませ。

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