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  1. 支援先

北海道で支援活動をされている方のご紹介

北海道の駆け込み寺様(@jk02noRl2RqwpaU) よりお話を聞くことができました。私のtwitterをフォローして下さっていたのですが、このサイトを立ち上げるにあたり、インタビューを快諾してくださったことに感謝いたします。

概要

札幌市で犯罪やDVの被害者や、依存症患者(ギャンブル・薬物など)、知的・発達障害者に泊る場所と食事を提供する活動をされている北海道の駆け込み寺様。名前の通り、逃げてこられる方を支援し、次の場所を見つけてもらう支援をされています。

その他、未成年の犯罪加害者を、委託として預かることもあるそうです。

特に今力を入れているのが「18~19歳の未成年の支援」。児童相談所にも入れず、契約関係には親のハンコが必要なこの年代は、行政の福祉からもれてしまう事が多いのです。その結果として薬物依存や風俗などのトラブルに巻き込まれてしまう子もいるのですが、経済的にも未熟で、法律の知識もないからこそ、支援しなくてはいけないというお話に共感しました。
とくに札幌には有名な歓楽街がありますので、夜の街を歩いていたら、確かに安全ではないですよね。

具体的には、未成年を保護したら公的機関と連携したり、親と連絡をとったりして、今後の方針を立てていくそうです。
成人の場合も、公的機関などと連携し、今後の事にも相談に乗っているそうです。また、顧問弁護士さんがいるので、法的なトラブルや、狡猾な加害者から身を守る上でもとても心強いところ。
意外と自分で法的な問題をなんとかしようとすると、抜けがあったり、十分に解決できなくて悪化したり、情報が少なくて困ったりしがちです。とくに犯罪被害やDV案件では、相手が常識の通用しない場合も多いですから、直接合わなくて済むという意味でも助かりますね。

相談方法はtwitterのダイレクトメッセージで、県外からの相談、受け入れもOKです。

一番遠いところでは、広島県からいらした方がいたとのこと。

インタビューして印象に残った点

こちらでは男性を支援する割合が多いとのことでしたが、女性は公的なシェルターや支援が充実しているので、あまり来ないと仰っていたのが印象的でした。
確かに男性が気軽に相談できる場所、少ないですものね。
実際、男性はこうした支援を使おうと考えることが、女性より少ないそうです。
そして、依存症患者さんは発達障害を抱えていたり、多重債務のある方が依存症だったりと、問題は根っこでつながっているので、「出発点を見つけることが大切」というお話は、とても参考になりました。

若い方への支援については、「自分の意志では親元などを出たいのに、親が運と言わないから出られない。また、出たくても受け入れ先がない」と仰っていたのが印象的でした。だから、何か出来ないかという思いで取り組まれているそうです。

しかし「正式に認可を得てしまうと経済的には楽だが、出来ることが減ってしまう、かといって認可を得ないと活動費が寄付金頼みになってしまい、続ける事が大変」とも仰っていて、行政とのバランスの難しさを感じました。かゆい所に手を届けるのは、本当に大変なことです。
あえて認可を得ていないそうですが、寄付金頼みだと続かなくなってしまうことも、懸念材料ではないかと感じました。
(逃亡するまでのチケット手配したり、食事と済むところを用意したりするのも、結構な金額がかかる話ですので)

その他、こちらが今後やりたい「福祉支援をする人が活動費を自分で稼げる状態」と「被害者を支援するさいに必要なことの啓蒙」といった活動に理解を示していただき、ご紹介までしていただいて、ありがたい限りでした。

逃亡の際に役立つ知識

  • 逃げる時は突然思い立つ事が多い
  • 携帯の充電器は逃亡の際に忘れがち
  • 1~2泊くらいの装備で出てくる人が多いが、意外とお金が盲点

大体の場合、逃亡は急に行われる事が多いとのこと。準備をして相手方に知られても困るでしょうし、急な状況の変化もあります。
その際に1~2泊位の装備で出てきてしまい、あとで携帯の充電器がなくて困ったり、お金が足りずカード決済で必要なものをまかなったりするケースは多いそうです。
確かに、携帯の充電器って忘れがちですよね。

しかし、携帯がないと出来る事はかなり減ってしまうため、こちらでは貸出もしてくださるとのことでした。サイトも検索できないし、メールも打てないし、電話もつながらない。確かに、逃亡生活で必要な情報やつながりが維持できないことは、命に関わります。

また、カードで決済とありましたが、逃亡生活では落ちついた頃(2~3ヶ月後)が最も精神的に危険ですので、その頃に多額の請求が来てしまうのは、本人の精神衛生上多大な負担がかかってしまいます。

ですから、逃亡の際に通帳など、お金を引き出せる物と携帯の充電器。なかなか盲点でしたが、命を救うツールになりますので、ぜひ用意されるとよいでしょう。
お忙しい中、教えていただいてありがとうございました。

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